秋山登山の注意点は

秋山シーズンを迎えていますが、警察は夏山シーズンに続いてこの時期にも山岳の遭難事故が多く発生しているとして注意を呼びかけています。

県警によりますと県内で発生した山岳遭難事故のうち秋山シーズンは全体の3割から4割を占めています。
また、去年・おととしはコロナの影響も落ち着き、アウトドアブームもあって年間100件以上の遭難事故が発生していて、注意が必要です。
秋山登山で気をつけるべきポイントについて県警の山岳警備隊の飛弾晶夫隊長は「日に日に、日照時間が短くなり、活動できる時間帯が短くなるので、登山者は早め早めの行動を徹底してほしい。朝夕の寒暖差が激しくなり10月の中旬以降になると3000メートル級の山ではいつ雪が降ってもおかしくないので防寒対策をしっかりしてほい」と話しています。
注意するポイントをまとめました。
秋山シーズンは気温の寒暖差が大きくなるため防寒具や雨具を必ず持参する。
また、ことしはクマのエサとなるミズナラが県内全域で不作になるなど、例年に比べてクマの出没が増える可能性があります。
クマ鈴を持ち歩くほか、食料はにおいが漏れないようにして、食べ残しやゴミは持ち帰るようにする。
そして、登山ルートなどを記入した「登山届」を事前に提出することも忘れないで下さい。
こうした万全の備えをして秋山を安全に楽しみたいですね。