去年 県内の観光客数はコロナ禍前の水準に回復 

去年、県内の主な観光地を訪れた観光客は、のべ3419万人余りと前の年の1.5倍近くに増え、新型コロナの感染拡大前とほぼ同じ水準まで回復していることが県のまとめで分かりました。

県によりますと去年、県内の主な観光地を訪れた観光客はのべ3419万人余りで、前の年より45%増えたということです。
新型コロナの感染拡大前の4年前を2.3%下回ったものの、ほぼ同じ水準にまで回復しています。
場所別にみますと、▽富山市の富岩運河環水公園が150万人と前の年よりおよそ30%増えて最も多くなったほか、▽南砺市の道の駅福光は前の年とほぼ同じ116万人でした。
このほか、▽氷見市の「ひみ番屋街」が100万人、▽立山黒部アルペンルートが48万人、▽黒部市の宇奈月温泉が26万人といずれも50%以上増えています。
またイベントでは、▽砺波市の「となみチューリップフェア」に前の年の倍近い28万人、▽去年、3年ぶりに再開した富山市の「おわら風の盆」には12万人が訪れました。
県観光振興室は「ことしは新型コロナの感染症法上の5類移行もあり、さらに多くの人が訪れると期待している。来年は3月の北陸新幹線の敦賀延伸や、6月の黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放も予定されているので観光需要を取り込めるよう力を入れていきたい」と話しています。