三霊山 立山・白山・富士山がある3県知事が交流拡大で合意

日本三霊山として古くから信仰を集めてきた立山、白山、富士山がある3つの県の知事が1日富山県内に集まり、観光や文化、芸術の面で交流をさらに拡大することで合意しました。

立山と白山、富士山は日本三霊山として古くから多くの人に信仰されてきました。
これが縁となってことし1月、富山、石川、静岡の3県の知事が三霊山の価値をいかすために連携を深めることで合意し、協定を結んでいました。
1日は富山県の新田知事、石川県の馳知事、それに静岡県の川勝知事が富山県立山町の立山博物館を訪れ、三霊山の山岳信仰についての展示コーナーなどを視察しました。
このあと富山市内のホテルで協定締結後、初めてとなる「三霊山サミット」が開かれ、3県の知事が意見を交わしました。
そして今後の取り組みとして、首都圏で食や観光の魅力発信を連携して行うほか、山岳信仰の拠点である神社や周辺の観光地をめぐるデジタルスタンプラリーを実施して、観光や文化、芸術の面で交流をさらに拡大することで合意しました。
終了後、新田知事は「互いに知見を深めるとともに、三霊山の文化的、芸術的な価値を共有して今後の流れを作ることができた」と述べました。
また石川県の馳知事は「価値観の軸をしっかり作ることで、若い人たちも巻き込んでいきたい。人の交流や環境教育にもつなげていきたい」と述べました。