「PPA方式」太陽光発電設備を設置 魚津市内の商業施設 

魚津市内の商業施設に、「PPA方式」と呼ばれる新たな運営手法で太陽光発電設備が整備され、8月から稼働を始めました。

太陽光発電設備が整備されたのは魚津市内にある商業施設で、屋上の屋根、2500平方メートルに1200枚あまりのソーラーパネルが敷き詰められています。
年間の発電量は約46万5000キロワットアワーで、この商業施設で使用する電力の約20%をまかなうことができるということです。
この設備は北陸電力のグループ会社が魚津市の補助金を活用して整備したもので、場所を提供した商業施設が電気を割安で使用できる「PPA方式」と呼ばれる仕組みで運営されます。
商業施設にとっては建設費などの初期コストやメンテナンス費の負担はなく、ふだん使っていないスペースを提供することで電気代を節約できる一方、脱炭素社会の実現を目指す魚津市や再生可能エネルギーの普及を目指す電力会社にとってもメリットがあります。
魚津市は脱炭素社会の実現に向けて積極的に取り組む自治体を支援する環境省の「重点対策加速化事業」に採択されていて、今後も、民間の工場や商業施設のほか、市内の公共施設でもこのPPA方式による太陽光発電施設の設置を積極的に進めたいとしています。