黒部川と庄川  国土交通省“水質が最も良好な河川”に選出

国土交通省が去年、全国の1級河川の水質を調べたところ県内の黒部川と庄川が「水質が最も良好な河川」に選ばれました。

国土交通省では毎年、全国159の1級河川を対象に、微生物が水中の汚れを分解する際に必要な酸素の量、「BOD」を測定して水質を評価しています。
去年、県内では、5つの河川が対象になり、調査の結果、「水質が最も良好」だと評価された全国15の河川の中に黒部川と庄川が入りました。
「水質が最も良好な河川」に選ばれたのは黒部川が6年連続、庄川は2年ぶりだということです。
国土交通省北陸地方整備局によりますと、県内の1級河川は流域にある住宅などの数が比較的少ないことから水質がきれいに保たれているのに加えて、黒部川や庄川では地元のNPOなどが河川の清掃活動を積極的に行っているなどの背景があるということです。
北陸地方整備局は「地域のNPOなどと協力して、今後も河川の水質保全に取り組んでいきたい」と話しています。