ガソリン価格9週連続値上がり 1リットルあたり183.3円

レギュラーガソリンの県内の平均小売価格は、14日時点で1リットルあたり183.3円と9週連続で値上がりし、高値が続いています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの県内の平均小売価格は14日時点で1リットルあたり183.3円となりました。
これは前の週より0.1円上がって9週連続の値上がりとなり、県内は全国の平均より1.4円高くなっています。
これは、国からの補助金がことし1月以降、段階的に縮小されていることや、主要な産油国のサウジアラビアが原油の自主的な追加減産を9月まで延長すると発表し原油価格が上昇していること、それに、円安で原油の輸入価格が上昇していることが背景となっています。
ただ、経済産業省は、補助金によってガソリン価格は13.6円抑制されたとしています。
また、17日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットルあたり12.1円の補助金を支給することにしています。
今後の見通しについて、石油情報センターは「サウジアラビアの追加減産の表明に加えて、円安傾向で原油の輸入価格が上昇していることから、来週も値上がりが予想される」と話しています。