岸田首相来県 大雨被害「被災地の復旧支援に全力で取り組む」

岸田総理大臣が、10日、富山県を訪れ、ことし6月と7月に県内を襲った大雨被害について「被災地の復旧支援に全力で取り組む」と述べました。

岸田総理大臣は、10日、総理大臣になって初めて富山県を訪れ、富山市内で新田知事と意見交換を行いました。
このなかで新田知事は、ことし6月と7月の大雨被害について、「復旧に必要な技術の指導に加え、財政面でも支援してほしい」と国に要望しました。
これに対して岸田総理大臣は、まず、南砺市で住民に避難を呼びかけていた市議会議員が、土砂崩れに巻き込まれて亡くなったことに触れ「心から哀悼の意を申し上げるとともに、すべての被災者の方々にお見舞い申し上げる」と述べました。
そのうえで、「被災地の復旧支援に全力で取り組みたい」と応えました。
岸田総理大臣は、このほか、女性や子育て世帯が働きやすい環境を整えている県内企業の幹部や従業員と対話し「国などには保育所や学童保育の体制を手厚くしてほしい」とか、「一定の年収を超えると、配偶者などの扶養を外れて社会保険料の負担が生じ、手取りが減ってしまうため、より働きやすくなるよう取り組んでほしい」といった現場の声に耳を傾けていました。