県内の病院で薬学部の大学生を対象にしたインターンシップ

薬剤師の担い手不足の解消につなげようと、就職活動前の大学生を対象にしたインターンシップが、県内の病院で始まりました。

このインターンシップは、県が、薬剤師の確保を目指して初めて行ったもので、県内外の大学の薬学部で学ぶ4年生と5年生が3日間、県内20の公立病院などで具体的な仕事を学びます。
このうち朝日町にある「あさひ総合病院」では、東京の大学に通う女子学生がインターンシップに参加し、現場の薬剤師が院内で使用する止血剤を調合する様子を見学したほか、薬剤師を相手に患者への服薬指導を模擬体験しました。
このほか、薬剤師が医師や看護師などとともに院内感染の対策をチェックする様子などを見て回りました。
インターンシップに参加した東京薬科大学4年の横川結女乃のさんは「病院の薬剤師が1日どんなかたちで動いて仕事をしているのか、実際に見ることができてよかったと思います」と話していました。
このインターンシップは9月1日まで行われ、県内外からあわせて24人の学生が参加することになっています。