「日医工」北海道の子会社の株式を名古屋市の中北薬品に譲渡

経営再建中のジェネリック医薬品大手、「日医工」は、消毒剤の製造・販売を行っている北海道にある子会社の株式を譲渡しました。

「日医工」によりますと、北海道北広島市にある完全子会社「ヤクハン製薬」のすべての株式を、7月末までに、名古屋市の中北薬品に譲渡したということです。
「ヤクハン製薬」では、消毒剤など30品目を製造・販売していますが、今後の市場の拡大が難しいと判断したことから、今回、譲渡を決めたということです。
また、取り扱っている30品目の販売事業は、今後も継続されるため、医療機関への影響はないとしています。
このほか「日医工」は、経営効率化の一環として、東京や札幌や仙台など全国9か所にある営業拠点を廃止することを決めました。
「日医工」は、経営の再建を効率的に進めるため、株式の上場を廃止し、ことし3月から新しい経営陣のもと、不採算品目の撤退など経営再建を進めています。