JR城端線と氷見線の運行主体 あいの風とやま鉄道に変更検討

今後のあり方の検討が進められているJR城端線と氷見線について、県は沿線の自治体やJR西日本と新たに立ち上げた検討組織で、運行主体をJR西日本から「あいの風とやま鉄道」に変更することを検討していくことになりました。

県西部を走る城端線と氷見線をめぐっては、県と沿線の4つの市、それにJR西日本でつくる「城端線・氷見線LRT化検討会」で、現在の車両に代わる新たな交通方式として、ディーゼルエンジンで発電しモーターで走行する「新型鉄道車両」の導入が決まっています。
こうしたなか、国の支援制度に沿ったかたちで設立された県と沿線の4つの市、それにJR西日本などからなる「城端線・氷見線再構築検討会」が7月30日に会合を開きました。
この会合で、沿線の4つの市長が、運行主体をJR西日本から「あいの風とやま鉄道」に移すよう要望が出されました。
これに対して、新田知事は「当分の間は、JR西日本が運行を継続する必要がある」とした上で、「あいの風とやま鉄道」や県内のすべて市町村から意見を詳しく聞いて検討を進める考えを示しました。
「城端線・氷見線再構築検討会」は、今年度中に、国の新たな支援制度の要件となる事業実施計画の策定を目指すことにしています。