南砺市の善徳寺で虫干法会 貴重な宝物など約500点展示

南砺市の城端別院「善徳寺」で、虫干しを兼ねて貴重な宝物などを公開する年に1度の「虫干法会」が行われています。

南砺市の城端別院「善徳寺」では、所蔵する2万点以上の古文書や宝物のうちその一部を、虫干しを兼ねて一般に公開する「虫干法会」を毎年この時期に開いています。
ことしは約500点が展示され、このうち豊臣秀吉が枕元に置いて使ったと伝わる枕びょうぶは、源平合戦の様子が描かれていて、加賀藩・前田家から招かれた16代目の住職が持参したものだということです。
このほか江戸時代に庇護を受けた加賀藩・前田家にゆかりのある食器類や貝あわせなども展示されています。
会場には貴重な品々をひと目見ようと地域の人などが訪れていました。
城端別院「善徳寺」の今井千信さんは「展示されているものがどうやってこのお寺まで来たのか経緯を考えながら楽しんでほしいです」と話していました。
「虫干法会」は28日まで行われています。