新型コロナ関連の経営破たん 富山県 ワースト5位

新型コロナ関連の経営破たんが全国で相次ぐなか、全ての企業のうち新型コロナ関連で破たんした企業が占める割合は、富山県が全国で5番目に高くなっていることが、民間の信用調査会社のまとめで分かりました。

民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、新型コロナ関連の経営破たんは6月、全国で299件と過去2番目に多く去年から増加傾向が続いていて、3年前からの累計で6492件にのぼっています。
このうち、富山県の新型コロナ関連の破たんはこれまでの累計で79件にのぼり県内の全ての企業のうち新型コロナの影響で破たんした企業が占める割合は0.22%となりました。
この割合は都道府県別でみると富山県が東京、宮城、福岡、大阪に次いで全国で5番目に高くなっています。
東京商工リサーチ富山支店は「県内でコロナ禍の中小企業を支援する実質無利子、無担保のいわゆるゼロゼロ融資の返済が本格化する一方、原材料価格の高騰で経営環境の悪化が進み、コロナ破たんが多くなったとみられる」と分析しています。