SNSで知り合った相手から投資話 2900万円余の詐欺被害

富山市に住む60代の女性がSNSで知り合った相手から「資金が多いほど利益が上がる」などと投資話を持ちかけられ、現金2900万円あまりをだまし取られたことが分かりました。

警察によりますと、ことし1月から5月にかけて、富山市に住む60代の女性が投資関係のLINEグループに参加し、投資会社の社員を名乗る人物から「資金が多いほど利益が上がる」などとFX取引への投資を勧められ個人名義の口座に複数回にわたりあわせて2900万円あまりを入金したということです。
その後、相手と連絡が取れなくなったことから女性はだまされたことに気付き、警察に被害届けを出したということです。
また、警察によりますと、高岡市に住む50代の男性はことし4月にマッチングアプリで知り合った相手から「勉強が好きな男性は大好き」と好意を抱かせたうえで「毎日15%以上値上がりする暗号資産がある」などと投資話を持ちかけられ相手に送ったおよそ1650万円相当の暗号資産をだまし取られました。
警察はこれらを詐欺事件として捜査するとともに、SNSで知り合った相手の話を安易に信じず、会ったことのない人物の個人名義の口座には決して入金しないよう呼びかけています。