去年 認知症で行方不明 過去2番目に多く

去年1年間に、県内で、認知症や認知症とみられる症状で行方不明になった人はあわせて267人にのぼり、統計を取り始めた平成24年以降で2番目に多くなりました。

県警察本部のまとめによりますと、去年1年間に認知症や認知症とみられる症状で行方不明になったとして届け出があった人の数はあわせて267人にのぼりました。
これは、おととしよりも44人多く、統計を取り始めた平成24年以降で2番目に多くなっています。
行方不明になった267人にのうち、251人は去年のうちに無事に見つかりましたが、14人は死亡が確認されました。
また、県内で去年届け出のあった行方不明者全体は1046人で、おととしよりも23人増えています。
県警察本部の少年女性安全課は、行方不明者を早期に発見するために届け出を早めに行うことや自宅の玄関に防犯カメラを設置することなどを呼びかけています。
また、県内の自治体の中には認知症のお年寄りを対象にQRコードが付いたシールや反射材を配布しているところがあり、QRコードをスマートフォンで読み取ると警察や家族に連絡できることからこうした対策への理解や協力も呼びかけています。