昨年度県内の障害者就職1120件 2年連続で増加

昨年度、県内のハローワークを通じて障害者が就職した件数は1120件となり、2年連続で前の年度を上回りました。

富山労働局によりますと、昨年度に県内のハローワークを通じて障害者が就職した件数は1120件でした。
これは前の年度より13件多く、2年連続で増えました。
業種別では「医療・福祉」が最も多く501件で、次いで「製造業」が165件、「卸売業・小売業」が130件などとなっています。
また、就職を希望した人のうち実際に就職できた割合を示す就職率は58.1%と、前の年度より2.6ポイント減少しています。
一方、解雇された障害者は46人で、前の年度より26人少なくなりました。
富山労働局は「新型コロナ感染への懸念で少なくなっていた求人や求職の申し込みが増えたことから、就職件数も増えたと考えられる。関係機関と連携しながら合同就職説明会や障害者雇用への理解促進などを行いたい」としています。