県が生成AIを試験的に導入 公開データなど学習させ活用へ

県は9日からチャットGPTなど文章や画像を自動的に作り出す生成AIを一部の部署で試験的に導入します。
ことし8月以降には県の公開データなどもAIに学習させた上で活用方法を検討する方針を明らかにしました。

9日は県庁でDX=デジタルトランスフォーメーションや働き方改革を推進するための会議が開かれ、県や警察の関係者など約20人が出席しました。
この中で新田知事は「DXや働き方改革は少子化や子育て、男性の家事参画などいろんなことに関わってくる。仕事と子育てを両立できるような働き方改革を進める」とあいさつしました。
このあと県の担当者が9日から7月末まで県教育委員会や県警察本部を含め18の部署で生成AIを試験的に導入することを説明しました。
具体的には、チャットGPTとアメリカのIT大手グーグルが提供するBardの2つの生成AIを導入して、アイデア出しや文章の要約などの作業に活用することにしています。
また、ことし8月以降には一部の部署で予算のデータや議事録など公開されている県のデータをAIに学習させてさらに活用を進める方針です。
その上で課題や安全な利用のルール作りなどを検討し、本格的な導入を目指すことにしています。