皮膚の色素から野菜不足を測定 装置導入した入善町で測定会

町民の健康作りに役立てようと皮膚の色素から野菜不足かどうかを測定できる装置を入善町が導入し、2日に町内のショッピングセンターなどで測定会が開かれました。

入善町では高血圧などの生活習慣病を防ぐため町ぐるみで減塩運動に取り組んでいて、このほど塩分を体の外に出す効果があるとされる野菜の摂取量を確認できる装置を導入しました。
この装置は、指をセンサーにかざすと皮膚の色素を測定して野菜の摂取量を推定できる「皮膚カロテノイド測定器」で、5段階評価で野菜不足かどうかを簡単に確認することができます。
町内のショッピングセンターには2日、2台の装置が設置され訪れた買い物客がさっそく試していました。
会場には保健師や管理栄養士も立ち会い、測定結果をもとにしながらどのように野菜の摂取量を上げられるかアドバイスしていました。
体験した買い物客は「野菜嫌いだからか低い数字が出ました。これを機会に野菜を食べるようにしたい」とか「我慢して野菜を食べて数字をあげてみせます」などと話していました。
測定会は今後も町内のスーパーや保健センターで行われることになっています。
入善町元気わくわく健康課の西島千恵子さんは「ほとんどの人は野菜の摂取量が足りているのか足りていないのかわからないと思うので、数値化は食生活の改善に役立つと考えています。こうした測定会を継続的に続けていきたいです」と話していました。