行方不明高齢者を交番に送り届けた富山市の中学生6人に感謝状

5月に行方が分からなくなっていた高齢者を交番に送り届けた富山市の中学生6人に25日、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは富山市の堀川中学校2年生の吉岡恵太さん、平井周成さん、岡田隼輝さん、長井斗祈鴻さん、刀野誠太朗さん、中川敢太さんの6人です。
6人は5月3日の午後5時前、富山市の公園でドッジボールをして遊んでいたところ、80代の男性から「歩いて黒部市まで行きたい」などと声をかけられました。
財布やスマートフォンなどを持っておらず話の内容も不自然だったため、中学生たちは近くの交番まで男性を送り届けたということです。
同じ日に関係者から男性の行方不明届が出され警察が捜索していましたが、無事に保護されたということです。
吉岡恵太さんは「おじいさんに話しかけられたときは怖くはなかったけど、初めてのことだったので緊張しました。1人だったらたぶん助けられなかったと思う」と話していました。
長井斗祈鴻さんは「おじいさんを1人にしていたら危なかったと思うので、助けられて本当に良かったです」と話していました。
富山南警察署の竹山小苗生活安全課長は「高齢者の行方不明は県内で多く発生し、事故にあう人もいるので、助けてもらってよかったです」と話していました。