北電「規制料金」値上げ認可 6月使用分から平均39.7%↑

北陸電力は、国に申請していた「規制料金」の値上げが19日、認可されたと発表しました。
値上げ幅は平均で39.7%で6月1日の使用分から適用されます。

北陸電力は、燃料価格の高騰などを理由に多くの家庭が契約している「規制料金」のプランについて、6月から、平均で39.7%値上げするとする申請を経済産業省に提出していましたが19日、認可されたと発表しました。
値上げは、6月1日の使用分から適用され、使用量が平均的な家庭で、1か月あたりの支払額がこれまでより2548円増えて8748円になります。
「規制料金」のうち家庭向けのプランの契約数は北陸エリアで約50万件と全体の約半数を占めていて、39.7%の値上げ幅は、今回値上げを申請した大手電力7社の中で最大です。
一方、電力会社が料金を自由に決められる「自由料金」については、北陸電力は、すでに4月から家庭向けで11%余り、企業向けで23%余りの値上げを実施しています。
北陸電力は、「徹底した経営の効率化に取り組むとともに、今後も電力の安定供給に努めていきます」とコメントしています。