大地震で河川堤防が崩れた想定 富山市で応急処置の訓練 

大地震で河川堤防が崩れた想定 富山市で応急処置の訓練 

県内を震源とする大地震が発生し富山市内で河川の堤防が崩れたという想定の訓練が行われ、県の職員などが土のうなどを使って応急処置の手順を確認しました。

この訓練は、地震による堤防への被害に備えて県などが実施したもので、県の出先機関の富山土木センターや県建設業協会などから約10人が参加しました。
訓練では、呉羽山断層帯を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、富山市内を流れる熊野川の堤防の一部が崩れたという想定で行われ、富山土木センターの職員が現地で被害を確認したあとセンター内に設けられた対策本部と連絡を取って大型の土のうでの応急処置が必要なことを連絡していました。
そして、被害の拡大を食い止めるため堤防の崩れた部分をブルーシートで覆ったり、重機を使って重さ1トンの土のうを並べたりする手順を確認していました。
県富山土木センター管理検査課の紺谷一英副主幹は「応急対応までの流れを円滑に進めることができた。能登半島を震源とする地震もあったのでこれから出水期を迎えるが今まで以上に連携して対応していきたい」と話していました。