ホタルイカの生態 VR技術でリアルに体験

滑川市の「ほたるいかミュージアム」は、VR=仮想現実の空間でホタルイカの生態を学ぶことができる最新の装置を博物館としては全国で初めて導入することになりました。

滑川市の観光施設「ほたるいかミュージアム」に4月10日から導入されるのは、専用のゴーグルをつけて機器の上を歩くと、仮想空間の中でホタルイカの生態を学ぶことができる装置です。
仮想空間の中には、富山湾の夜の浜辺や海底などが再現されていて、ホタルイカの「身投げ」と呼ばれる新月前後の夜にホタルイカが海岸まで近づいてくる様子を足元に見ることが出来ます。
また海底では、ホタルイカの泳ぐ様子や発光する様子をまるで実際に深海にいて観察しているように見ることができます。
「ほたるいかミュージアム」の小林昌樹館長は「ホタルイカの生態をさまざまな視点で学ぶことができるので、多くの人に体験してほしい。今後もさまざまなバージョンの仮想空間を作り、1度だけでなく、何回も来てもらえるようにしたい」と話していました。