県が成長戦略の中心に掲げる「ウェルビーイング」を学ぶ催し

県が成長戦略の中心に掲げる「真の幸せ」=「ウェルビーイング」について学んでもらおうという催しが富山市で開かれました。

この催しは、主観的な幸福度を重視した「真の幸せ」=「ウェルビーイング」について多くの人に学んでもらい身近に感じてもらおうと県が初めて開いたものです。
富山市の「タワー111」の会場にはオンラインを含めて400人余りが参加しました。
催しでは「日本ウェルビーイング推進協議会」の理事で、幸福度の研究を進めている日立製作所フェローの矢野和男さんが講演しました。
矢野さんは「幸せの根幹にあるのは前向きで精神的なエネルギーのある状態です。前向きな気持ちになるためには周囲とのコミュニケーションの質を上げることが大切です」と話しました。
続いて「日々のくらしとウェルビーイング」をテーマに座談会が行われ、魚津市で藍染めに取り組んでいる南部歩美さんが「周囲とのつながりや困ったときに助けを求められる関係などこれまでの積み重ねがあって幸福度が高い状態で暮らせている」と話すと、参加した人たちは熱心に耳を傾けていました。