改善状況報告書を提出 園児に暴行の疑いのこども園
富山市の認定こども園で、保育士が園児を暴行したとされる問題で、市はこども園を運営する学校法人が提出した改善状況報告書を17日公表しました。
富山市の認定こども園「本郷町保育園」では、園児の両足をつかんで体を引きずるなどの暴行を加えた疑いで、去年12月、元保育士など2人が書類送検されました。
この事態を受けて富山市は今年2月、運営する学校法人「富山学院」に再発防止などを求める改善勧告を行っていて15日、法人から改善状況報告書が提出されたということです。
それによりますと風間宣夫園長に職務怠慢や現場軽視があったとして、園長と法人の理事長を退任するほか、再発防止のため園のスタッフに内部通報や外部通報の制度について繰り返し周知を行うとしています。
また、適切な保育のためチェックリストの確認を年3回行うほか、研修なども行うとしています。
富山市こども保育課は「今後も適切な保育が行われているか現地調査などで確認し、継続的に指導を行っていく」としています。