介護職の人材確保へ 地域で交流会

少子高齢化が進み、介護に関わる人材の不足が問題となる中、施設の関係者と地域住民、それに学生が交流し、介護職への理解を深めようという取り組みが富山市で行われました。

この取り組みは幅広い世代に介護の仕事への理解を深めてもらうとともに、介護に関わる人材を増やそうと、富山短期大学が県の委託を受けて富山市の呉羽地区で昨年度から行っています。
7日は富山市の呉羽会館に地域の住民と富山短期大学の学生、それに介護施設などで働く人、およそ70人が集まりました。
はじめに、呉羽地区の施設で去年から介護助手としてシーツ交換や高齢者の見守りなどを行っている60代の女性が「施設での経験は宝物で、自分の健康にもつながると思う」などと自身の経験を紹介しました。
このあとグループに分かれて意見交換が行われ、施設で働く女性が仕事のやりがいを話すと地域の人たちは質問をはさみながら熱心に話を聞いていました。
参加した地元の女性は「60代以上になると体の不調などもあるが、介護助手ならばできるのではないかと思いました」と話していました。
また、介護福祉士の女性は「介護の仕事は大変ですが、楽しいこともいっぱいあるので魅力を知ってほしい。施設にもぜひ来てほしい」と話していました。