高岡市のNPOに「地球市民賞」外国ルーツの子供達に学習支援

外国にルーツのある子どもたちに学習支援を行っている高岡市のNPOが、優れた国際文化交流活動に取り組んでいるとして国際交流基金の「地球市民賞」を受賞することが決まりました。

「地球市民賞」を受賞することが決まったのは高岡市のNPO「アレッセ高岡」です。
「アレッセ高岡」は、毎週、ブラジルにルーツのある子どもなどを対象に、かつて教師をしていた人たちが中心となってボランティアで日本語や数学などを教えています。
また、地域の住民とともに災害を想定した救助訓練なども行っています。
こうした活動が、住民同士の交流を生み地域活性化にも貢献していると評価され、今年度、全国98件の応募の中から3つの団体に送られる国際交流基金の「地球市民賞」に選ばれました。
1月20日に高岡市役所で行われた賞の伝達式には、「アレッセ高岡」の青木由香理事長が出席し、国際交流基金の佐藤百合理事から賞状を受け取りました。
青木理事長「これからもどんどん地域の人といっしょに、外国ルーツの子どもたちの可能性が活かされる社会になるように活動を進めていきたい」。
国際交流基金の佐藤百合理事「外国ルーツの子どもたちは日本各地に増えておりますが、取り残される側、あるいは居場所がないと思っている子どもたちが多いと思う。多様な活動を通じてお互いの違い、文化を認めるそういった支援をしてまいりたい」。