障害のある人が描いた干支の作品展 〜射水の大島絵本館〜

県内の知的障害のある人たちがことしと来年のえとを独自の表現で描いた作品の展示会が14日から射水市で開かれています。

この展示会は知的障害のある人たちが楽しんで描いた作品の魅力を知ってもらおうと開かれ、射水市の大島絵本館にはことしのえとのとらと、来年のえとのうさぎをモチーフにした作品19点が展示されています。
このうち、射水市の末永征士さんの作品はユーモラスな表情のうさぎが鮮やかなピンク色で描かれていて、周りにはカラフルな松竹梅もあしらわれています。
また、高岡市の浅野達哉さんの作品は、画面いっぱいに描かれた茶色のとらの周りが鮮やかな空色に塗られ、とらの存在感を際立たせています。
このほかにも水彩絵の具や鉛筆などさまざまな画材を用いて既存の技法や表現にとらわれない作品が並んでいて、訪れた人たちが興味深そうに見ていました。
展示会を主催した障害のある人をアートで支援しているNPO「ココペリ」代表の米田昌功さんは「障害のある人が情熱を注いで描いた作品ばかりで、見たこともない色や形が生まれている。作品を見た人が幸せな来年を思い浮かべてくれたらうれしいです」と話していました。
この展示会は射水市の大島絵本館で12月27日まで開かれています。