鋳造ウイスキー蒸留器の製造技術 英国で特許取得

すずと銅の合金を鋳造して作るウイスキー蒸留器の製造技術について、ことし9月にイギリスで特許が認められたことを受けて、開発した酒造会社などが18日、砺波市で記者会見を開き、「日本のウイスキー産業に貢献していきたい」と今後の意気込みを語りました。

砺波市の酒造会社「若鶴酒造」は高岡市の鋳物メーカー「老子製作所」と共同で高岡銅器の伝統的な鋳造技術を活用して新しいウイスキー蒸留器を開発しました。
その製造技術について、ことし9月、イギリスで特許が認められたことを受けて両社は18日、砺波市の蒸留所で記者会見を開きました。
会見では若鶴酒造の稲垣貴彦取締役がすずと銅の合金を鋳造して作る蒸留器のメリットなどを説明しました。
銅板を曲げて作る従来のものと比べて丈夫なため耐用年数が長くなるほか、熱を逃がしにくく加熱に必要な燃料が少なくなるため、低コストで蒸留できるとしています。
若鶴酒造の稲垣取締役は「ウイスキーの本場イギリスで特許が認められてうれしいです。日本のウイスキー産業に貢献していきたいです」と話していました。
老子製作所の老子祥平社長は「伝統工芸が世界に認められたことをうれしく思います。高岡銅器を世界に発信する第一歩だと感じています」と話していました。
酒造会社によりますと、この蒸留器で造られたウイスキーは来週から県内の飲食店などで提供されるほか、同じタイプの蒸留器を岐阜県高山市の蒸留所に11月中にも設置する見通しだということです。