あいの風とやま鉄道でラッセル車の試運転 富山市

本格的な冬の訪れを前に、富山県内を走る第3セクターのあいの風とやま鉄道では、線路の除雪をするラッセル車の試運転が行われました。

ラッセル車は車体の前後に付いている鉄の羽根で線路上に積もった雪を押しのける除雪車両です。
あいの風とやま鉄道では、雪が降り出す前のこの時期にラッセル車が正常に動くか確認するため試運転を行っています。
8日は富山市の運転管理センターでラッセル車の点検が行われ、雪を払う装置などが正常に動くかどうか社員が確認していました。
このラッセル車は全長約30メートルで、幅約4メートルの範囲を除雪できます。
あいの風とやま鉄道では20センチ程度の降雪が見込まれる場合に出動させることにしていて、昨シーズンは2回出動したということです。
あいの風とやま鉄道運輸部施設課の畑田紘平主任は「点検をしっかりと行うとともに、降雪の予報などがあれば早め早めの対応を行い、安心で安定した輸送をお客様に提供できるよう努力したい」と話していました。
点検のあとラッセル車は富山市の富山貨物駅を出発しました。
金沢駅まで約62キロの区間を走りながら車両操作の確認をするということです。