富山市議会 自民系2会派“旧統一教会と関係” 調査結果公表

富山市議会は、旧統一教会や関連団体と関係があったかどうかについて各会派が調べた結果を公表し、このうち自民党系の2つの会派が関係があったことを認めました。

富山市議会は9月、各会派が旧統一教会や関連団体とのこれまでの関係を調査することや、市議会として今後、一切の関係を断ち切ることを宣言する決議を全会一致で可決しました。
20日は富山市議会の各会派の代表者会議が開かれ、8つのすべての会派が過去5年間について調査した結果を提出したことが報告されました。
それによりますと、最大会派の「富山市議会自由民主党」と第2会派の「自由民主党」の2つの会派が旧統一教会や関連団体と関係があったことを認めました。
具体的には、「富山市議会自由民主党」は、ことし1月、パートナーシップ制度についての勉強会を開催し、旧統一教会の関連団体「国際勝共連合」の元幹部を講師に招いていました。
当時は、この人物と旧統一教会とのつながりについて認識がなく、会派として開催を承認したとしています。
また、会派に所属している議員の中には接点がある議員もいるとしていますが、会派の政策立案や市の行政に影響を及ぼしたという事実は現時点で認められないとしています。
「富山市議会自由民主党」は会見で、会派に所属する15人の議員のうち2人が市議会議員選挙の際に有権者への電話での働きかけやリーフレットの配布で支援を受けていたことを明らかにしました。
6年間で合わせて27回旧統一教会や関連団体の行事に出席し、選挙で支援を受けていた高田重信議員は「関係があったことは、申し訳なく、脇が甘かった。市議会で関係を断つという重大な決議をしたのでしっかりとけじめをつけたい」と述べました。
一方、「自由民主党」は、令和元年6月に開いた研修会に旧統一教会の元幹部に講師の派遣を依頼し、関連団体の「国際勝共連合」の元幹部を講師に招いていました。
また、この講師が紹介した家庭教育支援条例について政務活動費を使用して、鹿児島県と熊本県を視察したほか旧統一教会の関連団体が主催する講演会に所属議員の参加を呼びかけていました。
「自由民主党」の柞山数男会長は会見で、「市民に不安や疑念を持たせたことについて深く反省し、今後、このようなことがないように真摯かつ前向きに取り組んでいきたい」と述べました。
「自由民主党」はことし1月に会派が分裂し、「自由民主党」と「富山市議会自由民主党」の2つの会派となりました。
「自由民主党」は「分裂前は旧統一教会や関連団体と関係があり、政策立案などへの影響もあったが、分裂後はない」としています。