京都の大学生が「高岡漆器」のショールームを見学
高岡市の伝統工芸品のPRにひと役買おうと、京都の大学生たちが市内にある「高岡漆器」のショールームを見学しました。
高岡市は若い世代のアイデアや発信力を活用して伝統工芸品のPRを強化していこうと京都外国語大学と連携協定を結んでいます。
23日は具体的なPRの方法を探ろうと学生5人が市内にある「高岡漆器」のショールームを訪れました。
学生たちは経営者から貝殻を使った「螺鈿」の技法などについて説明を受け、貝の淡い色合いを出すことが高岡漆器の特徴であることなどを学びました。
学生たちはこのほかにも展示されている600点あまりの作品に目を通しながら高岡漆器への理解を深めていました。
京都外国語大学の学生たちはおよそ2週間、市内に滞在して「高岡銅器」や「菅笠」などについても学んだあと情報発信のアイデアを提案することになっています。
大学生のひとりは「貝を活かした装飾が魅力的だと感じました。今後、伝統産業を学び発展させていく活動をしていきたいです」と話していました。
漆器店の柴田治之代表取締役は「古い図柄を若い人の感覚を活かしてアクセサリーにするといった取り組みもやっているので、若い人の意見を聞いて新しい分野へ挑戦していきたいです」と話していました。