富山大空襲の犠牲者悼み 富山市で追悼式典

昭和20年8月の富山大空襲の犠牲者を追悼する式典が1日、富山市で開かれました。

終戦間際の昭和20年8月2日未明にアメリカ軍が富山市中心部を爆撃した富山大空襲では、2700人あまりが犠牲になったとされています。
この空襲の犠牲者を追悼するとともに戦後の復興を支えた人に感謝しようと、富山市などは「感謝と誓いのつどい」という式典を毎年開いています。
1日に富山市で開かれた式典には藤井市長のほか富山市遺族会の会長など18人が参加し、はじめに参加者全員で黙とうしました。
続いて、三成中学校3年生の中村涼香さんの空襲をテーマした作文が代読され、「私の考える平和への原点。それは時を超えた平和を望む人々の想いの継承だ」という文章が読み上げられました。
続いて、当時20歳だった女性の空襲体験についての文章が代読され、空襲のあとに向かった神通川が遺体で埋め尽くされた当時の悲惨な状況が朗読されました。
最後に、参加者が献花台に花をささげて犠牲者を追悼しました。
自身も戦争を体験し、父親を亡くした富山市遺族会の田林修一会長は、「戦争を体験した遺児として、当時を思い出して胸がいっぱいになります。最近はロシアのウクライナ侵攻という問題もありますが、戦争は絶対にあってはならないです」と話していました。