番神山横穴墓群の出土品 初の一般公開 富山市考古資料館

富山市にある古墳時代の墓跡の調査で見つかった耳飾りや馬具などが富山市の考古資料館で初めて一般に公開されています。

富山市の埋蔵文化財センターは、富山市の呉羽丘陵にある6世紀から7世紀の「番神山横穴墓群」の発掘調査を去年1月から行っていました。
発掘調査では馬具や耳飾りなどが出土し、その後、出土品の科学分析や保存処理が終わったことから、富山市安養坊の考古資料館で初めて一般に公開しています。
このうち、県内最大級の遺体を埋葬する空間がある横穴墓から出土した馬具の「飾金具」は、すずが用いられていたということです。
すずが使われている古墳時代の馬具は全国でも数例しか報告がなく、極めて珍しいとしています。
市埋蔵文化財センターは有力者が埋葬されていたことを示すとともに、古墳時代の金属製品の流通を解明する重要な事例になったとしています。
富山市考古資料館の小黒智久専門学芸員は「身近な里山・呉羽丘陵で、当時の人がどういった思いで古墳を作っていたのか、いにしえのロマンに触れるきっかけにしてほしい」と話していました。
この展示は、11月23日まで行われ、7月31日には、横穴墓などについて解説する講演会も行われます。