スケートボード パリ五輪選考大会で富山市出身の中山選手優勝
スケートボードのパリオリンピック最初の代表選考となる国際大会がイタリアのローマで開かれ、女子のストリートで富山市出身の東京オリンピック銅メダリスト、中山楓奈選手が優勝しました。
手すりや階段などが設置されたコースで技を競うストリート種目。
3日の決勝では、45秒滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回、1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、「ラン」の得点の高いほうと、「ベストトリック」の得点の高い2回の、あわせて3回の合計点で順位を競いました。
決勝に進んだ17歳の中山選手は、「ラン」で3位につけると、「ベストトリック」の3回目で、車輪をつなぐ金属部分を手すりに滑らせる得意の「フロントサイドK(けー)グラインド」で91.92の高得点を出し、合計264.13で優勝しました。
優勝した中山楓奈選手は「1位になった実感はないが、自分がやりたかった技を成功できてうれしい。ベストトリックは最初の2回で失敗したので悔しかった。これからもいろいろな技を練習して、大会でいい成績を残せるように頑張りたい」と話していました。