富山市官製談合裁判 業者3人に執行猶予付き判決

富山市が発注したつり橋の設計業務などをめぐる官製談合事件で、市の前の建設部長から不正に得た情報をもとに契約を結んだ罪に問われている東京のデザイン会社などの社員3人に対し、富山地方裁判所は22日、いずれも執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。

この裁判は、富山市が3年前に発注した呉羽丘陵のつり橋の設計業務などをめぐり市の前の建設部長から不正に得た情報をもとに契約を結んだとして、いずれも東京にあるデザイン会社、ジイケイ設計の社員、西元咲子被告(43)と門脇宏治被告(60)、それに建設コンサルタント会社、パシフィックコンサルタンツの社員、西上律治被告(54)の3人が公契約関係競売入札妨害の罪に問われているものです。
22日に富山地裁で3人の判決公判が開かれ、細野高広裁判官は「公務員である建設部長と不適切な交際を続ける中で抵抗感を感じることなく犯行に及んでおり、規範意識の低下が認められる。多額の公金が投入される事業について入札の公正さや信頼を著しく害する悪質な犯行だ」と指摘しました。
一方で「反省の態度が認められ前科や前歴がない」などとして、いずれも執行猶予3年のついた懲役10か月から1年の有罪判決を言い渡しました。
この事件を巡っては、官製談合防止法違反などの罪に問われている市の前の建設部長、舟田安浩被告(59)への判決が6月29日に言い渡されます。