砺波市で70代男性がクマに襲われ軽傷

20日朝、砺波市の民家で庭の掃除をしていた
70代の男性が突然現れたクマに襲われ、腕に軽いけがをしました。
クマはおよそ4時間後に地元の猟友会によって駆除されましたが、県内でクマによる人への被害はことしに入って初めてです。

警察によりますと、20日午前5時ごろ、砺波市鷹栖にある民家の庭で、この家に住む70代の男性が落ち葉の掃除をしていた際、うしろを振り向くと1頭のクマがいて突然襲いかかってきたということです。
男性は、爪で右ひじをひっかかれて軽い切り傷を負いましたが命に別状はありませんでした。
けがをした70代の男性は、NHKの取材に対し、「目の前に突然クマが現れて驚きました。襲われるまであっという間の出来事でした」と話していました。
また、現場を目撃した近所に住む70代の男性は「田んぼの中を走っている姿を見て、クマだとわかりました。この地域でクマを見たのは初めてです」と話していました。
クマは男性を襲ったあと、民家から南の方向に逃げていったため、警察が付近を捜索していましたが、南に1.3キロほど離れた南砺市野尻にある空き家の敷地内にクマがいるのを発見し、午前9時ごろに猟友会が駆除したということです。
駆除されたのは、体長1メートル20センチ、体重50キロのオスのツキノワグマの成獣で、砺波市で男性を襲ったクマと同じ個体とみられています。
これを受けて、現場の近くにある鷹栖小学校では、児童ひとりひとりにクマ鈴を配布したうえで午後には集団下校を行いました。
また、下校時間にあわせて警察などがパトロールを行い、付近の住民に注意を呼びかけました。
県内でクマによる人への被害は、ことしに入って初めてです。
また、県によりますと、ことし県内で寄せられたクマの目撃情報は5月末までに34件あり、去年の同じ時期より4件多くなっているということで、県民に改めて注意を呼びかけています。