富山市出身の映画監督 本木克英さんが南砺市の高校生らに講演

多くのヒット映画を手がけた富山市出身の映画監督、本木克英さんが、富山県南砺市の高校生らに映画づくりの魅力などについて講演しました。

本木克英さんは「釣りバカ日誌」や「超高速!参勤交代」といった多くのヒット映画を手がけた富山市出身の映画監督で、南砺市内で開かれた6日の講演会には、南砺平高校の生徒など、およそ110人が参加しました。
本木さんは、講演の中で、映画鑑賞は趣味に過ぎなかったものの、就職活動中に偶然、助監督の募集の張り紙を見たことがきっかけで映画界に入ったことを紹介し、生徒たちに対して未来には多様な選択肢が広がっていると話しました。
また、映画づくりのおもしろさについて、「撮影が始まると瞬時に俳優の人格が変わって新たな世界が広がること」をあげました。
講演後には、地域おこしの一環として地元に伝わる五箇山民謡をテーマにした映画の制作に携わった南砺平高校の生徒などとのトークショーも行われ、演技のむずかしさや監督の果たす役割などについて語り合っていました。
女子生徒の1人は「映画にはいろいろなジャンルがあることを知り、今後の映画の見方が変わるような気がします」と話していました。
また、別の女子生徒は「作品の構想を練っている時間がとても長いことを知りました。自分のやりたいことを見つけるために、いろいろやってみたいです」と話していました。