海岸でのバーベキュー禁止 環境省や岩美町などが呼びかけ

山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されている岩美町の海岸で、環境省や町の担当者らが法律などで禁止されているバーベキューなどを行わないよう海水浴客などに呼びかけました。

この呼びかけは岩美町の城原海岸と鴨ヶ磯海岸で行われ、環境省や町の職員、地元のガイドなどおよそ10人が参加しました。
この地域は山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されていて、法律や条例でバーベキューやたき火、それにテントを使った宿泊などは禁止されていますが、バーベキューをしたとみられる炭の燃えかすが見つかるなどの違反がたびたび確認されています。
21日は職員たちが「たき火禁止」「バーベキュー禁止」などと書かれたプラカードを掲げて、海水浴に訪れた人たちにルールを守るよう呼びかけました。
また、ごみの不法投棄も相次いでいて、職員たちは呼びかけの合間に紙くずやプラスチック片などのごみを拾い集めていました。
環境省浦富自然保護官事務所の堀田利明 自然保護官補佐は「いつ来てもきれいな自然の景観を楽しんでいただきたいので、さらに取り組んでいきたい」と話していました。