去年台風被害の「雨滝」復旧1年以上遅れ来年秋に

去年8月の台風7号で、遊歩道の橋が崩れるなどの被害を受けた鳥取市の観光名所「雨滝」について、鳥取県は、復旧の見通しが当初より1年以上遅れて、来年秋ごろになるとしています。

「日本の滝百選」にも選ばれている鳥取市国府町の「雨滝」は、去年8月の台風7号で滝につづく遊歩道の橋が崩れるなどの被害が出て、周辺の立ち入りが禁止されています。
鳥取県は復旧工事費として6500万円を予算に計上し、ことし9月ごろの復旧を目指していましたが、工事が完了するのは、来年秋ごろとなる見通しで当初より1年以上遅れるとしています。
遅れる要因については、重機を入れて復旧作業を行うために、川をせき止めるなどの工事が必要なこと、景観に配慮して護岸に現地の石を用いるため、選別に時間がかかるなどとしています。
鳥取県自然共生課は「地元から景観に配慮した工事を求められているので、時間はかかるが、観光地として多くの人に訪れてもらえるよう復旧を進めていきたい」と話しています。