鳥取県 障害者の就職率61% 5年連続で全国1位を維持

鳥取県の昨年度の障害のある人の就職率は61%と、前の年度と比べて3ポイント近く下がったものの、5年連続で全国1位を維持しました。

鳥取労働局によりますと、鳥取県内で昨年度1年間の新規の障害者の求人申し込みは1355件で、前の年度と比べて16%増えました。
これに対し就職した人は826人で、前の年度より10.7%増加し、就職率は61%でした。
前の年度の63.9%と比べると2.9ポイント低くなりましたが、全国平均の44.4%を16.6ポイント上回り、5年連続で全国1位を維持しました。
就職した人の中では、精神障害の人が最も多く全体の63%を占め、次いで知的障害の人が17%、身体障害の人が13%となっています。
産業別では医療・福祉が最も多く37%、次いで製造業と卸売業・小売業がそれぞれ12%、サービス業が11%となっています。
鳥取労働局は「ことし4月に法定雇用率が2.5%まで引き上げられ、企業も障害者の雇用を進めているので、労働局も鳥取県などと協力してさらに雇用の促進に取り組んでいきたい」と話しています。
一方、島根県の障害のある人の就職率は56.2%で全国6位でした。