鳥大と米子市・県が協定 医学部附属病院の建て替えに向け

鳥取大学は、米子市にある医学部附属病院の建て替えに向けて、米子市や鳥取県と協定などを結び、市が病院に隣接する湊山公園の一部を大学に売却することが決まりました。

鳥取大学は、建設から30年以上がたつ医学部附属病院の病棟などを建て替えるため、去年11月、米子市に対して、病院に隣接する湊山公園の一部を使用したいとした要望書を提出していました。
8日、鳥取大学の中島廣光学長・米子市の伊木市長、それに平井知事が出席して、公園の用地の提供などを定めた協定と覚え書きを交わしました。
協定と覚え書きによりますと、米子市が公園の一部を鳥取大学に売却します。
協定などを受けて、鳥取大学は新たな病棟を建設するとともに、公園の機能を損なわないように一体的に整備を進める計画で、早ければ2029年度の着工を目指すということです。
鳥取大学の中島学長は「きょうの締結は再整備に向けた確実な第一歩であり、非常にうれしい。地域が誇りに思え、頼りにされる病院にしたい」と話していました。
また米子市の伊木市長は「長年の課題が大きく前進した。今後は病院の再整備に向かって、地元からもアイデアを出して一緒に再整備に向かいたい」と話していました。