新紙幣発行で“古い紙幣は使えなくなる”手口の詐欺に注意

3日から新紙幣が発行されるのを前に「古い紙幣は使えなくなる」などという電話をかけて、金をだまし取ろうとする手口で被害が出るおそれがあるとして、鳥取県警察本部では注意を呼びかけています。

3日から20年ぶりに新紙幣が発行されます。
こうしたなか鳥取県警察本部では、詐欺グループが金融機関などを名乗り「新紙幣に切り替わると今のキャッシュカードが使えなくなる」とか「古い紙幣は使えなくなる。タンス預金があれば新紙幣に交換する」「新紙幣がATMで使えるか調査している」などという電話が県内各地にかかってくる可能性があるとして注意を呼びかけています。
こうした手口では自宅を訪問して「新しいカードに取りかえる」という名目でカードをすりかえたり、ATMに誘導した上で指示通りに操作させられたりして、金をだまし取られるおそれがあると警察では指摘しています。
警察は金融機関や公的機関が「古い紙幣が使えなくなる」などと個人に伝えることはなく、新紙幣についての電話は詐欺だとしてこうした電話に気をつけるよう呼びかけています。