伊福部昭記念館オープン 映画「ゴジラ」のテーマ作曲 鳥取

映画「ゴジラ」のテーマを作曲したことで知られる伊福部昭さんが、ことし生誕110年になるのにあわせて、作曲で使ったペンや楽譜などを展示する記念館が7月1日、鳥取市にオープンしました。

北海道で生まれ育った作曲家・伊福部昭さんは、先祖が代々、鳥取市の宇倍神社で神職を務め、自身のお墓も鳥取市内にあります。
1日、鳥取市河内に伊福部昭記念館がオープンし、伊福部さんの長女の玲さんや、地元の人などがテープにはさみを入れてオープンを祝いました。
記念館には、伊福部さんが作曲の時に使ったペンや楽譜、それに中国の明や清の時代の楽器などが展示されているほか、伊福部さんの書斎が再現されていて、訪れた人たちは解説を聞きながら興味深そうに展示を見ていました。
鳥取市から訪れた70代の男性は「ゴジラや伊福部さんのファンなので、鳥取市内に記念館ができてうれしい。伊福部さんが使った机などを見て、作曲の様子を感じた」と話していました。
伊福部玲さんは「地元の人の協力もあり、無事にオープンできてよかった。音楽を学んでいる人などが見て父のことを知ることができる施設にしていきたい」と話していました。
伊福部昭記念館は、7月は7日までの1週間限定の開館とし、8月以降は月はじめの金曜日から月曜日までの4日間の開館となります。