去年 労働災害で死亡けが554人 過去10年で2番目の多さ

鳥取県内で去年1年間に労働災害で死亡したりけがをしたりした人は、新型コロナへの感染を除いて554人と、過去10年で2番目に多かったことがわかりました。

鳥取労働局によりますと、鳥取県内で去年1年間に労働災害で死亡、もしくは4日以上の休業が必要なけがをした人は、新型コロナの感染を除いて554人でした。
これは前の年と比べて3人増え、過去10年では2番目に多くなりました。
また死亡した人は4人で、前の年から3人増えています。
死傷した人の原因は、床で滑ったり物につまずいたりする転倒による事故が176人で全体の3割以上を占め、次いでハシゴや脚立、トラックの荷台などからの墜落や転落が121人と2割あまりを占めました。
業種別では製造業が121人、建設業が88人で、ともに前年から増加しました。
また年代別では、50代以上が全体の60%あまりを占めています。
鳥取労働局は、転倒による事故を防ぐために職場の段差をなくすなど環境の整備を進めるとともに、自身の身体機能を確認して、必要に応じて体力を強化してほしいと呼びかけています。