鳥取港で珍しい「ボウズボヤ」水揚げ 鳥取の観光施設で展示

鳥取市の鳥取港で珍しいホヤの一種が水揚げされ、19日から市内の観光施設で展示されています。

水揚げされたのは、全長39センチから46センチ、重さが大きいもので5.8キロあるホヤの一種「ボウズボヤ」3体です。
固く表面がつるつるしていて、体の下の部分はたくさんの足のようなものが生えています。
17日に鳥取港で水揚げされ、漁協の担当者が近くにあるカニの展示施設「とっとり賀露かにっこ館」に持ち込みました。
かにっこ館では、当初、名前のわからない生き物だったことから、旧ツイッターのXで「謎の大きい生き物が持ち込まれました」と投稿したところ、多くの反響があり19日から展示を始めました。
その後、専門家が鑑定したところ、18日夕方「ボウズボヤ」というホヤの一種だと判明したということです。
ボウズボヤが水揚げされることは珍しく、6年前にも鳥取市で水揚げされたことがあるということです。
訪れた鳥取市の60代の男性は「ホヤがいると知って来ました。初めて見ましたが思っていたより大きい」と話していました。
とっとり賀露かにっこ館の西村雅子マネージャーは「これまで21年間、展示したことのない珍しい生き物だ。ぜひ実際に実物を見てほしい」と話していました。