ろう学校の授業や校内を一般公開 地元の人たちが見学 鳥取

聴覚に障害がある子どもたちが学ぶ、鳥取市のろう学校の授業や校内の様子が一般に公開され、地元の人たちや教育関係者が見学に訪れました。

鳥取市の県立鳥取聾学校では、聴覚に障害のある3歳から18歳までの21人が学んでいます。
19日、子どもたちが学ぶ様子や学校生活について広く知ってもらおうと校内が一般公開され、授業の様子を地元の人たちや教育関係者が見て回りました。
このうち小学部の国語の授業では、児童と教員が1対1で手話を使って、ことばの表現などについて学んでいました。
また、お茶やコーヒーを飲みながら、学校関係者やPTAの人たちと手話を交えて会話を楽しむ「手話カフェ」のスペースが設けられ、訪れた人たちは学校での子どもたちの様子や、5月に開かれた運動会について尋ねていました。
学校公開は21日までで、最終日には初心者でもわかりやすく手話を学ぶことができる「手話教室」が開かれる予定です。
県立鳥取聾学校の秋田易子校長は「学校見学を通じて子どもが生き生きと学んでいる様子を見てほしい」と話していました。