県立智頭農林高校に空き家改修した寮 県外生徒向け

智頭町の県立智頭農林高校に、県外から進学した生徒向けに、地域の住民が空き家を改修した寮がオープンしました。

鳥取県の県立高校では、平成28年度から県外の生徒を受け入れる制度がはじまり、一部の自治体では近年、民間施設を活用して寮の整備が進められてきました。
智頭町にオープンした県立智頭農林高校の寮は、県や町の支援を受けて住民が空き家を改修し、生徒3人まで入居することができます。
ことし福岡県から入学した1年生の男子生徒が入居することになり、教員や役場の職員などが見守る中、さっそく荷物が部屋に運び入れられました。
この寮では住民が「寮母」として平日の朝食と夕食を提供するほか、生徒の見守りをするなど生活のサポートにあたるということです。
入居した伊藤瑛斗さんは「きれいで広い寮だと思いました。これから3年間、生活するのが楽しみです」と話していました。
また寮母の梶川いづみさんは「干渉しすぎないようにしつつ、困ったことはないか気にかけながら生活を見守っていきたい。智頭のお母さんになれたら」と話していました。