米子高専学生「国際学生科学技術フェア」で4等入賞

米子工業高等専門学校の学生たちが、科学を学ぶ高校生のオリンピックとも言われる「国際学生科学技術フェア」で、天体の温度などを調べる「分光器」の安くて精度が高い製作方法を発表し、4等に入賞しました。

4等に入賞したのは、米子工業高等専門学校の吉田浩瑛さんと前田孝太朗さん、それに鐘築昇太郎さんの3人です。
3人は、天体の光を色ごとに分解して、温度や天体に存在する物質を調べられる「分光器」と呼ばれる装置を開発し、5月中旬にアメリカ・ロサンゼルスで開かれた「国際学生科学技術フェア」で発表しました。
既製品の構造を変え、部品の数を減らすことで、より安くて精度が高い装置を製作できることをアピールした結果、およそ70組が参加した物理学・天文学部門で4等に入賞しました。
「国際学生科学技術フェア」は科学を学ぶ高校生のオリンピックとも言われていて、ことしは世界67の国と地域からおよそ1700人が参加し、日本からは米子工業高等専門学校の3人を含め22人が参加しました。
吉田さんは「朝から夜までずっと分光器のことを考えてきたので、評価されてうれしかったし、夢のような出来事でした。卒業後も研究者として興味を持ったことをとことん突き詰めていきたい」と話していました。