10月開催の「ねんりんピック」炬火の採火式 鳥取

60歳以上の人たちのスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が、ことし10月に鳥取県で初めて開かれるのを前に、オリンピックの聖火にあたる「炬火」を採火する催しが、26日、鳥取市で開かれました。

この催しは開催まで5か月を切った「ねんりんピック」をPRしようと鳥取市の青谷かみじち史跡公園で開かれました。
はじめに、おととし開かれた弥生人の顔にそっくりな人を選ぶ大会でグランプリに選ばれた吉田昌弘さんが、当時の衣装に身を包み、ひもと木でできた専用の道具で火をおこしました。
そして火種から大きくした火をランタンに移し替えたあと平井知事が掲げると会場から拍手が送られました。
また出場する選手を歓迎するメッセージを書くブースが設けられ、親子連れなどが「鳥取へようこそ。けがをせず頑張ってください」といったことばを寄せていました。
大会事務局の佐々尾若奈 主事は、「たくさんの来場者が楽しんでくれてとてもうれしいです。ランタンに無事火がともったのと同じように盛り上がる大会を開催したい」と話していました。
ねんりんピックは10月19日からの4日間県内各地で29種目が行われ、開会式では弥生土器を模した炬火台に火がともされることになっています。