園児たちが日野川にアユの稚魚放流 日野町

6月のアユ釣りの解禁を前に、日野町の日野川で地元の園児たちがアユの稚魚を放流しました。

日野町の日野川上流で行われたアユの放流には、町内にある「ひのっこ保育所」の子どもたち9人が参加しました。
子どもたちは地域の漁協が育てた、体長10センチほどの稚魚をバケツで受け取り、川岸に並んで「大きくなーれ」と声をかけながら川に放しました。
最後に水槽に残った稚魚を、水際まで広げたシートで滝のように勢いよく放流し、子どもたちが歓声をあげていました。
24日は、あわせて1万匹の稚魚が放流され、夏には20センチほどに育つということです。
県内の河川では、6月1日にアユ釣りが解禁されます。
参加した5歳の男の子は「アユの滑り台が楽しかった。大きくなってほしいです」と話していました。
催しを開いた日野町水産振興連合会の長尾光貴副会長は「子どもたちがとても楽しそうに放流してくれた。アユの成長を見守り、人に優しい大人になってほしい」と話していました。