宇宙から持ち帰った種を育てた“宙ユリ”見頃 湯梨浜町

宇宙飛行士の若田光一さんが15年前、地球に持ち帰った種から育てている「宙ユリ」(そらゆり)と呼ばれるユリが、ことしも湯梨浜町で見頃を迎えています。

「宙ユリ」は、15年前、宇宙飛行士の若田光一さんが国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」から持ち帰ったササユリの種を栽培したもので、2015年に球根を贈られた湯梨浜町では毎年、花を咲かせています。
町内にある「あやめ池スポーツセンター」では、玄関先に飾られた11株の「宙ユリ」の白や淡いピンク色の花が見頃を迎えています。
ユリを栽培している東郷湖羽合臨海公園によりますと、16日から開花しはじめ、今月下旬まで花を楽しめるということです。
東郷湖羽合臨海公園の澤田里咲主事は「毎年楽しみに見に来る人もたくさんいて、ことしも『きれいだね』と声をかけてもらっている。清そな花と香りを楽しむとともに、宇宙を旅したというロマンを感じてもらいたい」と話していました。